楽器
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和楽器、雅楽器と呼ばれる、日本古来からの芸能や祭事に用いられてきた楽器は、中国から伝来したものが多い。たとえば、三味線。これは中国の「三弦」という楽器をルーツとする。この三弦が16世紀半ばに沖縄経由で堺に伝わった。琵琶法師が奏でたため、琵琶の奏法の影響を受け、また本来の材料であるニシキヘビの皮の入手困難などから、長年にわたって改良を重ねた結果、今の三味線にたどりついたという。また能の楽器である小鼓は、作ってから50~100年たってはじめて、その評価が定まるという。しかし車社会の到来により、生後3カ月の国産馬の皮という素材入手が困難になったり、以前は分業制であったが、需要と職人の減少により、1人の職人がひとつの楽器を全て作るようになったり、社会の変化により製作の現場もさまざまな変化をよぎなくされているようだ。
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