竹工芸
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600種類以上の竹や笹が存在している日本では、古事記や日本書紀に竹に関する記述があったり、正倉院に竹を用いた楽器や箱などの竹工芸品が残されていたりと、古くから竹工芸は行われてきた。鎌倉時代から室町時代に茶の湯が隆盛したことから、竹工芸は大きく発展していく。道具だけではなく、数寄屋(すきや)づくりや校倉(あぜくら)づくりといった、茶道文化の建築様式に竹が使われたということもある。江戸時代に入ると、将軍家御用達の竹職人も誕生したり、また煎茶の流行で、より自由に製品がつくられるようになった。竹工芸の技法は、編組品、丸竹切、丸竹組物、茶杓に大きく分かれている。中心的に制作されているのは、竹を編み込む編組品である。
産地:江戸和竿(東京都)・駿河竹千筋細工(静岡県)・大阪金剛簾(大阪府)・高山茶筌(奈良県)・勝山竹細工(岡山県)・別府竹細工(大分県)・都城大弓(宮崎県)など
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