精神医学ソーシャルワーカー


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現在は1997年に精神保健福祉士法で創設された国家資格、精神保健福祉士の名で呼ばれている。仕事内容は、精神障害者を対象に、患者の自己決定権を侵害せずに、地域の関係機関と連携してさまざまな問題を解決する。具体的には、治療上の問題解決や社会復帰のための助言や指導、日常生活のための訓練を行う。精神科や心療内科の病院などが主な働き場所だ。精神保健福祉士の資格は、保健福祉系の大学で勉強して国家試験を受けて取得するのが一般的。精神科医学の発達にともない、患者の社会復帰に関わるこの職業は、今後の需要が見込まれる。

精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの代表的な資格として精神保健福祉士があげられますが、2006年1月末時点で、精神保健福祉士国家試験の累計合格者数は2万6542人、登録者数は2万5903人となっています。(※1)

※1 日本精神保健福祉士協会ホームページより

都道府県庁の精神保健福祉相談員として採用された場合、大学卒に準じた初任給で17~18万円程度。民間を含めた福祉系求人センターなどの集計でも、2003年度の初任給平均は約17万6000円でした。(※1)

※1『好きな仕事実現シリーズ 福祉の仕事』学習研究社よりp105

保健福祉系の大学、短大、養成施設などを卒業後、精神病院、精神科医療機関や精神障害者福祉施設、保健所・保健センターなどに就職します。精神保健福祉士の名を用いて働くためには、受験資格を満たしたうえで「精神保健福祉士国家試験」に合格する必要があります。なお、第7回試験(2005年実施)の受験者数は6711人、合格者数は4111人、合格率は61.3%でした。

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