エステティシャン


<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>

皮膚のトリートメントや脱毛、痩身、ネイルケア、メイクアップなど、髪以外の全身美容のプロフェッショナル。客の目的や年齢、体質、性格などにあったエステティックを行う。皮膚や化粧品に関する知識や技術は、つねにステップアップしていく必要がある。また癒しを求めて来る顧客も多く、悩みや愚痴を聞くことも少なくない。エステティシャンになるためには、専門学校に通ったり、通信教育を受けることが一般的。就職先にはエステサロン、美容室、ホテル、化粧品メーカー、スポーツジムなどがあるほか、独立してサロンを自営してもよい。日本では公的な資格はまだなく、認定資格に日本エステティック協会の認定エステティシャンがある。欧米では認知度やステイタスが高い資格が各種設けられており、こうした資格を取得できるエステティックの専門学校や大学も数多く存在する。

<< 編集部の職業解説 >>

髪以外の全身美容を手がける施術者のこと。カウンセリングから始まり、顧客の体質や要望にあったトリートメントやマッサージ、痩身、脱毛を行う。中でも、顔を専門に行うのがフェイシャルエステティシャンである。専門学校等で技術を習得した後、エステティックサロンや化粧品メーカーなどに就職し、その後フリーランサーになったり独立開業したりするケースが一般的。また、人に教えるのが得意な人はインストラクターとなることもできる。人の体を単に綺麗にするだけでなく、メンタル面もケアしなくてはならない職業なので、非常に細やかな接客技術が必須である。

エステティシャンの仕事のうち、特にフェイシャルトリートメントは明治時代から「美顔術」の名で美容室を中心に営業されてきました。これを全身美容としてトータルにとらえエステティックと称されるようになったのは日本では1970年頃からで、1980年代後半から急成長を遂げました。今では幅広い年代の女性が利用するようになったほか、男性の利用客も増えています。(※1)

※1「職業データベース」独立行政法人 労働政策研究・研修機構より

エステティシャンとして働いている人は全国で約3万人と推定されています。就業者の多くは若い女性で、毎年2000人程度の新規就労者がいるとされています。(※2)

※2 日本エステティック協会ホームページより

◆エステティシャンの初任給は16~18万円程度。(※1)

※1『女性の職業のすべて』啓明書房よりp92
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

エステティシャンの仕事をするのに特に必須となる資格はありませんが、ひとつの指針として日本エステティック協会が認定する民間資格「認定エステティシャン」があります。協会の認定校などで、エステティックの技術に加え、人体の生理機能や心理、化粧品や美容電気機器の知識、経営や関連の法律など、幅広い知識を学びます。

13hwに登録されている「仕事白書」から「エステティシャン」に関連する白書をPICK UP!

この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。

わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!

次はこんな職業も見てみよう!