ソーイングスタッフ


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洋服やバッグ、アクセサリーなど、布地を使った商品の縫製を手がけるスペシャリスト。スキルの熟練度によって、洋服の襟や袖などのパーツを縫う担当になったり、コレクションや展示会に出すサンプルのソーイングを任されたり、オートクチュールの仕事を担当するなど、仕事のレベルが変わってくる。大学や短期大学、専門学校などで服飾関連のコースを卒業し、アパレルメーカーや繊維メーカー、洋服店、個人経営のアトリエやブティックに勤める。あるいはこうした企業や店から仕事をもらい、自宅で仕事をする場合もある。細かい仕事を確実にこなせる能力と、どんな仕事でもむらなく丁寧に仕上げるための精神力が必要な仕事だ。チクチクと針を動かしてものを作り上げるのが好きな人に向いている。

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ソーイングスタッフとは、洋服や小物など、布製品の縫製を専門に行う縫製技術者のこと。仕上がりの美しさを要求される技術職である。仕事場の環境や個人の技術力によって、洋服衿、袖などのパーツ縫いを担当する場合もあれば、コレクションや展示会へ出品するサンプル縫いを担当する場合もある。素材やデザインなど最先端のものを扱う場合が多いので、ファッションセンスは重要だ。同じ物を大量に扱う既製服の縫製と、一点ものを扱うオーダーまたはサンプルの縫製に分かれている。大量生産で機会が行う場合は、襟専門、袖専門など、縫製部分別に分業化されている場合もある。関連資格に洋裁技術検定や紳士服製造技能士などがある。

ソーイングスタッフとして働いている人の正確な数は不明ですが、2000年の国勢調査の時点で36万1924人がミシン縫製作業者として働いていました。

◆勤務先により異なりますが月収16~19万円程度から。(※1)
◆民間で働くミシン縫製工(調査時平均年齢45.3歳)の現金給与月額は14万8000円、推定平均年収は190万円。(※2)

※1『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp92
※2『賃金構造基本統計調査 平成16年』厚生労働省より推計

服飾系の専門学校などで縫製に関する技術を身に付けた後、縫製工場やアパレルメーカー、ファッションデザイン事務所などに就職するのが一般的。

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