帽子デザイナー
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帽子の素材を選択し、形や色をデザインする。ときには実際の製作まで手がける。帽子メーカーや帽子ブティック、1つ1つの帽子を手作りする個人経営のアトリエのほか、洋服からアクセサリー、帽子、靴まで総合的にプロデュースするアパレルメーカーでも、帽子デザイナーを採用している。またフリーランスで企業と契約して、デザインを提供するデザイナーもいる。帽子デザイナーになるためには、製帽のノウハウを知っていなければならない。専門学校や製帽教室で、製帽の基礎を身につけるのがもっとも近道だろう。またファッション全般に関する知識や鋭いアンテナ、センスも求められる。最近ではまた帽子に人気が集まってきており、新鮮な才能を持つ帽子デザイナーの登場が待たれている。
<< 編集部の職業解説 >>
その名の通り、帽子のデザインをする人。帽子を単独でデザインするよりも、ファッションデザイナーと連携してトータルでデザインすることが多いようだ。帽子をファッションアイテムとする人が増えてきており、トレンドをふまえて、帽子のデザイン、企画、製作などを行うスペシャリストとして注目度は高まりつつある。一般的には帽子のメーカーに就職してデザインや商品企画をするか、ブティックやアトリエなどで客の注文に応じてオリジナルの帽子をデザインする仕事となる。ファッション業界に共通している事柄として、市場や流行に対して常にアンテナを張り、広くファッションの知識と技術を学ぶ必要があるだろう。◆勤務先によって多少前後するものの月収16~19万円程度から。(※1)
※1『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp96
服飾・デザイン系の専門学校や大学などで製帽に関する知識や技術を学んだ後、帽子メーカー、ファッション関連企業に就職したり、デザイン事務所や帽子デザイナーのアトリエ・工房などで経験を積んだりするのが一般的。
帽子デザイナーには、デザイン画を描いた後に製帽工場にイメージを伝えサンプルを作らせる場合と、デザインだけではなく自らパターンをおこし裁断から縫製まで手掛ける場合とがあります。後者は個人のアトリエで働く場合に多く、デザインセンスとともにクラフトワークの技術が求められます。(※1)
※1『好きな仕事実現シリーズ デザインの仕事』学習研究社よりp114
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