インテリアプランナー
<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>
依頼主にインテリアの企画を提案し、それにもとづいた設計図や仕様書を作成し、その工事の監理までを行う。具体的には、依頼主の要望を把握し、的確なアドバイスを行いながら、安全性なども考慮して、柱や壁、天井の位置を決め、材質の選定やインテリアの配置などの内装プランを、設計図面に描き起こしていく。工事現場で監理もするので、建築に関する知識も求められる。個人の住宅やマンション、店舗、事務所などを手がける。またモデルルームの企画プロデュースをすることもある。仕事の多くは、都市でいかに快適な空間をつくり上げるかが求められる。インテリアプランナー資格(5年間で登録更新)もプラスになるが、2級建築士の資格があるとさらに仕事がしやすくなる。建築事務所や設計事務所、住宅メーカー、内装・リフォーム会社などで仕事をしている人が多い。近年はリフォームを望む人が増えていて、生活環境に高感度な女性の進出が増えている。
<< 編集部の職業解説 >>
建築物のインテリアを企画、設計し、工事の監理を行う。個人住宅はもちろん、店舗や公共施設などにおいて、照明器具・カーテン・家具類・内部装飾品などのインテリア用品全般を取り扱う。実務に必須の資格はないが、建築技術教育普及センターが認定するインテリアプランナー資格を取得すれば、より活躍の幅が広がる。インテリアコーディネーター(※別項参照)と重なる部分もあるが、比較的建築や施工部分に関係することが多い仕事と言えるかもしれない。インテリアプランナーの資格制度を実施する建築技術教育普及センターには、2005年10月時点で1万2311人のインテリアプランナーが登録されています。都道府県別に内訳をみると、東京都が1905人、埼玉・千葉・神奈川県が合わせて2090人、愛知県が868人、大阪府が1237人と大都市圏に登録者が集中しています。(※1)
※1 建築技術教育普及センターホームページより
インテリアプランナーの多くは、インテリアデザイン事務所や建築設計事務所に勤務しており、給与は各会社の規定に従います。建築士の資格を併せ持つことで仕事に幅を持たせている人も多いようです。建築士の年収は大手ゼネコンで500~1200万円程度。中小の設計事務所に勤務する場合は300~400万円程度が目安です。(※1)
※1『他人の給与明細がこっそりわかる本』廣済堂文庫よりp180
大学や専門学校の建築学科やインテリアデザインコースなどで、建築やインテリアに関する基礎的な知識や技能を身に付けた後、インテリアデザイン事務所や建築設計事務所、内装施工会社、建築会社などに就職するのが一般的。建築技術教育普及センターが行う「インテリアプランナー試験」に合格し、かつ建築士など所定の資格または実務経験を有することで「インテリアプランナー」の称号が付与されます。なお、2005年度試験の実受験者数は452人、合格者数は126人、合格率は27.9%でした。(※2)
※2 建築技術教育普及センターホームページより
【大人に聞く】インテリアとエクステリアの両方の範囲がよくわか・・・ニックネームさん/設計士
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