表具師
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紙、布、糊を材料に、ふすま、障子、屏風、巻物、掛物などを制作する。繊細な素材を使った複雑な作業であり、高度な技術と経験が要求される。また、貴重な美術品を手がけることも多く、美術に関する幅広い知識も不可欠である。表具師になるには、15、16歳から表具屋に弟子入りをして、7年ほど修業をした後、暖簾分けをしてもらうのが一般的だが、高校、大学を卒業して表具屋に就職する人も多い。文化財の修理などを行う表具屋は東京と京都に集中していて需要も少ないが、ふすまや障子の優れた機能やデザインは新たな注目を集めている。長い歴史を持つ職業であり、伝統を守るという高い意識と心構えが必要なのはいうまでもない。
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