塗装業


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塗装には、建築塗装、木工塗装、金属塗装、噴霧塗装などさまざまな種類がある。もともとはペンキ職人のことを指したが、現在の塗装は単に色を塗るだけのものではなくなってきている。抗菌、脱臭、防水などの新しい観点でのハイテク塗装の登場により、高い技術を持った人が必要となってきている。専門学校などで技術を学んでから塗装会社に就職するか、塗装会社に勤務しながら技術を身につけるのが一般的である。塗装会社は小規模な会社が多いことから、熟練すると独立する人が多い。

塗装業で生計を立てている人の正確な数は不明ですが、総務省の調査(※1)によれば、2004年時点で塗装工事業を営む事業所の数は全国に2万5541軒あり、従業者数は13万8993人となっています。

※1「平成16年 事業所・企業統計調査」総務省統計局

◆民営の事業所で働く塗装工(調査時平均年齢40.5歳)の現金給与日額は1万3140円。(※1)
◆民間で働く木工塗装工(調査時平均年齢47.4歳)の現金給与月額は24万7000円、推定平均年収は318万円、金属塗装工(同41.1歳)の現金給与月額は32万3800円、推定平均年収は462万円。(※2)

※1「屋外労働者職種別賃金調査 平成16年」厚生労働省より
※2「賃金構造基本統計調査 平成16年」厚生労働省より推計

学校卒業後、塗装会社や自動車塗装工場などで見習いとして働きます。専門学校や職業訓練校などで知識や技術を身に付けることもできます。必ずしも資格は必要ありませんが、「塗装技能士」は一定の能力を示す証しとなります。取得するには実務経験などの受験資格を満たした上で厚生労働省が定める技能検定に合格する必要があります。

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