石材の切り出し、裁断、加工など、石材に関した工事一式を行い、墓石、燈籠や土木建築工事用の石材などを製作する。専門学校で学んでから石材店に勤めるのが一般的。世襲制ではないが、家族経営を行う石材店が多く、家業を継いで石工となる場合が多い。作業の現場にコンピュータが導入され、多くの作業が機械化されており、伝統的な技法で手作りの味わいを出せる職人は減ってきているが、ノミと槌を使っての繊細な作業や、石の目を読む作業など、まだまだ職人の技術と経験に拠るところは少なくない。