屋台料理人


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屋台料理人ラーメンやおでん、焼き鳥などを、リヤカーなどの引き車に簡素な小屋を載せた屋台で、調理して客に食べさせる。「ちょっと留まって、販売して、時間が来たらまた動く」のが移動飲食店の定義。椅子はともかく、テーブルは本来認められないので、見つかったら指導を受ける。リヤカー式の屋台は、給排水などの衛生問題や交通の邪魔、近所迷惑などの問題でかつてのような賑わいはないが、今でも都市の繁華街で夜に見かける。博多では路地裏に何十もの屋台が軒を連ねて、観光名所にもなっている。営業許可は都道府県で違う。たとえば東京都の場合、積極的に許可はしない前提だが、昔からの伝統はなくせないという理由で、申請を出せば許可(各保健所)され、1台で1種類の料理に限って5年間の営業ができる。食品衛生責任者の資格が必要。車を改造してカレーやエスニック料理、クレープを食べさせる屋台は、生もの以外の料理であれば許可される。博多のように、現在の1代限り、譲渡は許されないところもある。東京都の場合、引き車の屋台は若干減っているものの、丸の内などのオフィス街や代官山などのおしゃれな若者の多い街で、コーヒーやエスニック料理などを専門とする車の屋台が、少しだが増えている。客と適度な距離を持って仕事をすることが大切。長時間、ひとりですべてをやることが多いので、体力もいる。

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