コーヒー焙煎の職人


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おなじみのコーヒー色の豆は、青白い生豆をロースターにかけて煎ってできたもの。この焙煎(ばいせん)によって、コーヒーの命ともいえる風味と香りが生まれる。焙煎工房の職人は、豆の状態や気候条件などからロースターの温度を決め、焙煎していく。外側も内側も均一になるように煎るのが、職人の技。良質のコーヒー豆を仕入れるのも大事な仕事で、ブラジルなどの産地に出かけ、直接仕入れをする人もいる。大手のコーヒーメーカーは、商社を通して輸入した豆を工場の機械で焙煎しているので、職人的世界はない。コーヒー焙煎職人は専門でやっている人もいるが、多くがコーヒー豆販売店や喫茶店を経営している。好みを聞きながら客に豆をすすめ、自ら入れたコーヒーで客をもてなすという、職人でありながら社交性も求められる仕事だ。まずは、コーヒー関連の仕事についてから、焙煎の道に進むのがいい。

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