ワイナリーで働く
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日本におけるワイン作りは、明治政府が殖産興業政策の一環として、ブドウ栽培・ワイン醸造を振興したことにより始まった。しかし日本の食生活に本格ワインが受け入れられるようになったのは、1970年の万国博覧会以降のこと。海外旅行や食生活の欧米化が一般的になるにつれて、日本人はワインに馴染んでいった。国産メーカーの積極的なワイン作りへの参加や広告宣伝活動の展開があって、近年にはブームと呼ばれるような時期もあった。全国各地にワイナリーがあり、地場ワインが生産されている。しかし世界のワインの40%は、イタリアとフランスで生産されているのが現状であり、日本のワイン生産量はフランスの約46分の1程度。ブドウ栽培面積も段違いであるし、何より歴史と経験がまったく違う。日本にも優れたワイナリーはもちろんあるが、まだまだ輸入ワインとは知名度も販売量も比較にならない。ワインを作ることに興味がある人は、あまり一般公募はしていないようだが、ワイナリーに弟子入りして修業するといいだろう。大学の醸造学科で学ぶことも有益だ。ほかにも、フランスをはじめとした海外の学校やワイナリーなどで、本場の技術を学ぶ人もいる。
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