塩作り職人


<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>

1997年に塩の専売法が廃止され、誰でも自由に塩の製造・販売ができるようになった。健康ブームで塩にこだわりを持つ人が増え、ブランド数は全国で1500を超すといわれている。なかでも注目を浴びているのが、海水を天日にさらしたり、煮詰めたりして作った天然塩で、沖縄から北海道までの各地で特色のある塩が作られている。現在、天然塩作りに携わっている人の経歴はさまざまで、多くは、各地の製塩所を回って伝統的な塩作りの方法をいくつか学んだ後に、心に決めた場所で自分の塩作りをはじめている。塩作りには、海がきれいで、近くに住宅や工場がない場所を見つけることが必須。また土地や施設などをそろえる資金が必要だ。地域の新しい産業としてバックアップしているところもある。天然塩は価格が高いものの、百貨店やスーパー、通信販売などさまざまな販売ルートがある。また、塩アイスやキャンディーなど、塩を使った加工食品を開発する製塩所もある。今後も工夫次第で可能性が広がる職業だ。

この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。

わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!

次はこんな職業も見てみよう!