いのちの電話相談員


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自殺を考えている人やその家族からの電話、FAXに24時間匿名で対応し、自殺を防ぐための相談相手となる。地域により年齢などの資格・条件は異なるが、相談員になるには、25歳以上58歳以下で、所定の審査を経て2年間の研修を修了することが必要。研修に必要な費用は自己負担となる。全国に50カ所近くあるセンターで、8000名ほどが相談員として活動を行っている。しかし日本における自殺者は年間3万3000人と、交通事故死の3倍以上。未遂者はその20倍にも及ぶといわれており、いのちの電話相談員の数はとても足りているとはいえない。毎年1回の募集には多数の応募があるが、すべての相談員はボランティアであり、報酬はいっさい発生しない。人の悩みに真摯に耳を傾けることができることが大切である。

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