神父・牧師


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キリスト教の聖職者で、神父はカトリックの、牧師はプロテスタントの聖職者を指す。神父は司祭とも呼ばれ、ローマ・カトリック教会に配属で毎日ミサを執り行う。教会での管理・運営などすべての責任を持ち、信者の悩みを聞くこと(懺悔聴聞)も大切な仕事。さらに、聖書の研究や布教活動、冠婚葬祭の儀式もする。また、神父にはイエズス会の修道会や宣教会に所属する人もいる。修道会は修道院での修行が中心で、宣教会は海外での布教活動にあたる団体だ。神父になるには、教区や修道会、宣教会の指導者の推薦を受けて神学校で学ぶ。当然、カトリック信者でなければならない。プロテスタントの牧師の仕事も、教会に配属されれば、カトリックの神父とそう変わらない。ミサの代わりに、礼拝を執り行い、信者に説教をする。牧師の推薦を受け、プロテスタントの神学校で学んで牧師になるのが一般的。カトリックであろうが、プロテスタントであろうが、教会は信者によって支えられているので、信者の信用を失えば教会からはずされ、ほかへ配属させられる。また世界各地での貧困や不正に対して、教会の枠を超えて、その救済や是正に努力する神父や牧師は多い。

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