古地図研究家
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古地図とは、科学的な測量や図法が成立する前に作られた地図。絵地図や見取り図、鳥瞰図など多くの種類の地図が残っている。こうした古地図を、歴史あるいは地理、博物学、民俗学、比較文化、美学などさまざまな観点から研究する。古地図研究家は大きく2つのタイプに分かれる。ひとつは大学教授や博物館、美術館の学芸員など、古地図を使って自分の専門を研究する人たち。一方は小学校の先生や公務員などまったく違った仕事を持ちながら、趣味で古地図を研究する人たちだ。後者の人たちの場合は、コミュニティーの古地図研究会やセミナーなどに参加して、その地域に関する古地図を調べていくことが多い。歴史や地図が好きなことはもちろん、探究心や調査力なども必要だ。また誰も事実を知らない過去を扱う作業なので、「きっとこうだろう」と想像する能力や推測力がなくてはつとまらない。独特の世界観をもつ古地図の魅力にひかれて、一生のライフワークとする人も多いようだ。
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