外航客船パーサー
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外国へと航海する大型客船は海上ホテルのようなもの。パーサーは、ホテルの職業にたとえると、客の希望に対応するコンシェルジュ的な役割を果たすフロントパーサー、経理・事務を担当するサードパーサー、そして支配人の役割を果たすサービスの責任者であるチーフパーサーがいる。船に滞在する時間は航海によって異なるが、基本的に年の3分の1を海上で過ごす。パーサーになるには特に必要な資格などはない。ただし会社によっては、4年制の大学を卒業していることを条件にしているところもある。船や海や旅行が好きな人には絶好の仕事であるが、サービス業なので人に接することが苦手な人にはまったく向いていない。また航海は長期にわたることもあるので、客だけではなく同僚に対しても思いやりを持てる人が求められる。なお外国人客に接することもあるため、客に対する窓口となるフロントパーサーになるには、ある程度の英語力も必要だ。
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