二輪自動車整備士
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オートバイの修理や点検、整備を行う。多くは自動車修理工場や自動車用品店、ガソリンスタンドで働いている。持ち込まれた車体の破損箇所を見つけ、修理して完成させるまでの一連の作業を、自分ひとりの力で工夫し、成し遂げる喜びは大きい。メカのデジタル化がいちじるしい昨今、多くの整備士が頭を抱えているのが現状だが、専門外でも技術の進歩についていく努力は怠ることはできない。自動車整備士と同じように、国家資格に1~3級の二輪自動車整備士があり、整備士としての能力の目安になる。資格を取得しておけば就職にも有利だが、3級は現場での実務経験1年以上で取得できるし、2級は3級取得後に実務経験3年以上の人に受験資格があるので、就職して仕事をしながら、徐々に資格を取っていくのがふつうだ。ただ、近年では、専門学校で一定の教育を受ければ、実務経験がなくても資格が取れるようになったので、高校や大学卒業後に、まず専門学校に入るという人も増えている。
<< 編集部の職業解説 >>
二輪自動車整備士は、ステアリングやブレーキの調整、チューニングなど、二輪自動車に乗る人が安全な運転ができるように、十分な点検・修理・整備を行うのが仕事。エンジンや操縦、制動、緩衡、駆動系等の各装置、燃料・電気まわりの各部分といったバイクの各パーツを点検し、故障個所や不具合個所等を見つけたら、分解の上、損耗・破損部分の交換・整備を行う。また販売店などでの整備では、顧客と直接コミュニケーションを図り、整備部分の相談に乗ったり、アドバイスをする場合もあるため、相当な知識と経験が必要だ。二輪自動車整備士の正確な数は不明ですが、2003年時点で自動車整備業を営む事業所は全国に8万8249カ所あり、そこで働く整備要員(工員)の数は38万8243人、そのうち整備士は32万8918人でした。(※1)
※1『平成16年版 自動車整備白書』日本自動車整備振興会連合会より
◆整備工場や販売店、メーカーにより異なりますが、平均的な月給は20万円台前半~。(※1)
※1『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp268
二輪自動車の整備作業をすること自体に資格は必要ありませんが、二輪自動車整備士の資格を持っていると就職やキャリアアップの際に有利になります。資格取得に際しては、国土交通大臣が行う「自動車整備士技能検定試験」または日本自動車整備振興会連合会が行う登録試験に合格する必要があります。扱う車種などに応じて試験は細分化されていますが二輪自動車に関する整備士資格としては、二輪自動車整備士(1~3級)があります。
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