気球操縦士
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日本では気球のほとんどが熱気球で、プロパンガスをバーナーで燃焼させ球皮内の空気を暖めて浮力を得て飛行する。水平飛行は風まかせの乗り物だが、高度によって違う風の向きや速さを利用して飛行する。離陸地点に戻ることは難しく、地上を車が追跡していく。熱気球を操縦するには、日本気球連盟の熱気球操縦士技能証が必要。技能証を取得するには、インストラクターとの20時間ほどの飛行訓練(※1)ののち、実技と筆記の試験に合格すること。50時間以上の飛行、1時間以上の無着陸飛行2回などの経験を積んで安全協会に認定されたインストラクターになると、指導飛行や講習会などの活動ができ、収入を得られる。熱気球は4、5人を乗せて飛行できるので、イベントで体験飛行をしたり、コマーシャルバルーンを飛ばす人もいる。海外の気球メーカーの販売代理店を経営する人もいる。日本で世界選手権大会も開催されており、競技としても人気があり、愛好者が増えている。
※1 編集部注:厳密には、10 回以上、且つ10 時間以上の同乗訓練飛行、同乗訓練飛行において離陸地より対地高度2,000ft 以上の飛行、1 回以上の単独訓練飛行。
- 日本気球連盟
- 特定非営利活動法人(NPO)熱気球運営機構
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