タクシー運転手


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タクシー会社の乗務員と個人タクシー運転手のふた通りある。タクシー運転手は普通自動車第2種免許が必要で、ほとんどのタクシー会社はこの免許の取得を採用条件にしている。年齢制限はないが、必要な普通自動車第2種免許は普通免許取得後、3年の運転経験がないと取れないから、21歳以上でなければタクシー運転手にはなれない。さまざまな職種からの転職者が多い。タクシー会社では、ふつう1台の車を2、3人の乗務員が交代で使い、16時間勤務で1日休みの勤務態勢。給料は基本給と歩合給の組み合わせが多く、収入は人によってかなり違う。個人タクシー事業者になるには厳しい資格が必要とされる。資格は年齢別に運転経歴が決められていて、たとえば35歳未満の場合は、継続して10年以上同一のタクシーかハイヤー会社で乗務経験があり、10年間無事故無違反であること。年齢が上がると、ほかの自動車運転経験が50%換算されたり、運転経歴が3年になるなど条件が変わってくる。現在、タクシー乗務員は約40万人、個人タクシー運転手は約5万人、うち女性のタクシードライバーは約2000人。規制緩和でタクシー台数が増え、他業種からの転職も多く過剰ぎみの状態だが、比較的就職しやすいこと、個人の裁量で仕事ができることなどから希望者は多い。確かな運転技術と地理・交通事情に明るいこと、接客態度のよさが求められる。

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