溶接工
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金属を溶かして接合させる溶接の技術者。工場や鉄骨を組む建設現場、造船所など職場は工業関係全般にある。溶接工は不自然な姿勢で作業をするため、健康なからだを持っていることが何より必要とされる。指示通りの溶接を行うための最低限の技術は、若い人は1年で習得可能といわれるが、図面から必要な作業を判断することのできる一人前の溶接工になるには3年は必要。日本溶接協会などで資格試験を行っており、大企業などでは資格保有者を求めている傾向にあるが、中小企業などは腕が立てば資格があるかは不問で雇うところも多い。つまり資格は仕事を得る必要条件でも保証になるものでもないということだ。溶接工という響きには「衰退業」というイメージもある。これは溶接作業の大半をロボットが担当しているという見解のせいだろう。しかし実際には、判断力を持ち細かい作業ができる、人間でなくてはできないデリケートな溶接がまだまだ多い。そういった状況は、おそらくどれほど科学技術が進歩しても変わらないだろう。そのため溶接の技術があれば一生食いっぱぐれがない、という時代は確かに終わったが、溶接工がその役割を終えることはない。
【大人に聞く】溶接というお仕事は大変地味で肉体的にも厳しい・・・はんがんさん/[鉄鋼・金属]営業
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