パークレンジャー


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環境省が全国11カ所に設置している国立公園・野生生物事務所に所属し、国立公園内で行われる開発に対して事業者に指導を行ったり、自然や環境を保護をするための調査や企画を行う。正式名称を国立公園管理官といい、環境省の自然保護局で働く技術系の国家公務員であるため、人事院の行う国家公務員試験に合格することが必要で、現在の数は200名程度。通常2、3年で異動があり、北は北海道から南は沖縄まで、どこの国立公園に配属になるかはまったくわからない。パークレンジャーは国立公園の自然を守るのになくてはならない存在であり、環境に対する強い関心と、高い志が必要とされる。

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国立公園をはじめとした、自然に恵まれた地域の環境保護、施設の保全、各種イベントの企画と実施、植物・動物などの研究、利用客の指導など、いわゆる自然環境のガードマンとも言うべき仕事がパークレンジャーである。なお、国や地方公共団体ではなく、民間の企業や団体などによって運営されている自然施設などで、同様の仕事に就く場合、自然解説員と呼ばれる。 国立公園の美化清掃、傷ついた自然を保全する植生事業、自然環境調査、絶滅の恐れのある野生生物の保護などが主な業務となる。また、キャンプ等を楽しむ人たちに野外生活のマナーなど、自然と共生していく上での正しい知識を指導したりもする。国立公園のパークレンジャーは、公務員という立場で、通常2~3年サイクルで他の国立公園へと異動することが多い。

現在、全国に配置されている自然保護官(パークレンジャー)は200人以上。

◆国家公務員の給与規定に従い、大卒の初任給で20万円程度。(※1)

※1『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp190

パークレンジャーとして働くためには、国家公務員採用試験に合格したうえで環境省に採用される必要があります。環境省では、全国7カ所に地方環境事務所(従来の自然保護事務所と地方環境対策調査官事務所が2005年10月に再編されたもの)を設置しており、その管轄下に71の自然保護官事務所などが設けられていますが、パークレンジャーとして配属された場合は主としてそこに勤務します。

不足しているパークレンジャーを補うため、2005年度から「環境省アクティブ・レンジャー」という制度がスタートしています。これは自然保護官の補佐として非常勤の国家公務員を雇用するもの。2005年6月からは全国47地区に60人が配置されました。このほか環境省では「国立公園パークボランティア」や「自然公園指導員」などのボランティアを募ったり、文部科学省と共同で「子どもパークレンジャー」というプログラムを実施したりするなど自然公園の環境保護に努めています。

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