骨董屋(こっとうや)


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骨董屋(こっとうや)主に日本や中国、韓国などの骨董品を扱う。何よりも大切なのは、年代物の絵画、陶器、家具などを識別できる能力だ。これはにわか勉強では身につかないので、店主から時間をかけて学び、目利きとなる。はじめは店番をすることが多いので、基本的な接客マナーを持っていなければならない。経験を積むと、骨董品を売りに来る客と交渉し、買い取りの値段を決める仕事をまかされる。骨董品には定価がないため、相場値を頭に置いて買い取り価格の交渉ができるかどうかが肝要だ。また、中国、韓国、台湾や地方の旧家や骨董市などに買い付けに行くこともある。骨董屋は家族経営が多いので、一般的にはアルバイトで店に入り、経験を積んでから採用される。また、歩合制で雇われる人もいる。独立して骨董屋を開く場合には古物営業の許可が必要。愛好家が限られた世界のため、よい得意先を持つことが肝心。駆け引きが勝負の世界とはいえ、客の信頼を得ることが何より大切だ。その辺りのさじ加減を楽しめる、精神年齢の高い人向けの仕事といえる。

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