ビリヤードプレイヤー
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今、日本にはトーナメント・プロが350人ほど存在する。大別すると「ポケット」と「キャロム」の2種類のゲームがあり、それぞれ専門のプロがいる。前者はポケットのある台で玉を落とすことを競い、後者はポケットのない台を使い得点を競う。プロになるには資格試験があり、ポケットなら日本プロポケットビリヤード協会、キャロムなら日本プロビリヤード連盟が、筆記と実技の試験を行っている。最大の競技会でも優勝賞金が200万円程度、小さな競技会なら20万~30万円程度であるため、競技大会への参加だけで生きていくのはほとんどムリだ。プロの多くは、ビリヤード場の経営者や従業員、契約のレッスンプロだったり、ビリヤード用品メーカーの専属プロだったりする。もちろん、まったく違った職についていて、競技会に参加するプロもいる。ビリヤードで稼ぐというよりも、むしろ競技を純粋に楽しめる人でなければ続けられない職業だ。
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