囲碁棋士(いごきし)
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プロの囲碁棋士になるのはきびしい。まず、男女とも14歳までに、日本棋院のプロ棋士養成機関の「院生」とならなければならない。地元で、「天才」とか「神童」と呼ばれてきた少年少女が「院生」として研修を重ね、そのなかの上位者十数名のみがプロ試験の受験資格を持ち、満18歳までに合格して、はじめてプロの棋士になることができる。それからも実力次第で、三大タイトル(名人戦、本因坊戦、棋聖戦)や七大タイトル(三大タイトルと十段戦、王座戦、天元戦、碁聖戦)での対局料や賞金で収入を得る。勝って段位が上がっていかなければ、収入も増えない。現在、日本棋院に所属するプロ棋士は457名(2002年11月現在)(※1)。しかし、プロだからといって対局だけで食べていける人は上位10%くらいで、それ以外の人は、アマチュアに囲碁を教えて収入を得ている。アマチュアからプロ棋士になる道もある。アマチュア大会でトップレベルの実績があり、30歳未満の上位数名がなることができる。
※1 編集部注:2024年4月現在では、関西棋院約130名、日本棋院約320名。(関西棋院HPより)
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