腹話術師
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特殊な発声方法(唇を動かさない腹式発声)で話し、聞き手には話し手とは別の人が話しているように思わせる術が腹話術。多くは人形を手にして、その人形と術者が会話をしてみせる。活動の場は、寄席、劇場、イベント、大道芸、テレビなど。台詞やストーリーは自ら考え、人形自体も自分でつくる場合が多い。日本では演芸として活動する場は多くないが、アメリカやヨーロッパではショーとして人気があり、そこで活躍する日本人もいる。腹話術師になるには、教室や講習会で教わるか、腹話術師に個別に師事するか、独学による。腹話術は、従来から警察官や消防職員が交通安全や火災予防などの啓蒙活動で使ってきた。また、ボランティアとして、子供会や高齢者施設で演じられてもきた。最近では、医師やセラピストが自閉症の子供への問診に用いたり、教師が教育ツールとして授業で用いるなど、いろいろな分野で活用されている。
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