レポーター
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テレビなどで、取材の現場からレポートを行う人たちの総称。したがって番組の種類などによって、求められる人材はまったく異なる。高視聴率のバラエティ番組では、そもそもレポーターという以前に有名タレントがつとめることが多いし、ニュース番組では報道部の記者がレポートを行う。ただし放送局やコンテンツの数が増加したこともあって、職業=レポーターとしかいいようがない出演者が増えたのも事実。一般的には番組単位で契約しており、多くは若い女性だ。レポートの技術を問われることもあるが、カメラ映りなどそのほかの要素で決まることも多い。専門性や地域性をいかして長く活躍する人もいるし、アルバイト感覚の人もいる。番組ごとにオーディションが行われることも多いし、芸能プロダクションの中には随時候補者を募集しているところもある。
<< 編集部の職業解説 >>
レポーターは、事件や事故などが発生した時に現場に赴いて、現状や事象の原因、経過などをテレビやラジオの放送で報告する仕事をする。また政治家や芸能人など世間が注目する人々に対して、インタビューや取材を行い、放送でレポートする。レポーターの仕事をしている人の職種は様々で、テレビ・ラジオ局のアナウンサーが務めるほか、プロダクションなどに所属するタレントや、雑誌など他のメディアで活躍していた記者が転身することもある。お茶の間でよく知られているワイドショー番組で活躍している人たちを想像すると分かりやすいかもしれない。あくまでも、その業界に精通していることが大前提だ。フリーの場合は取材内容や時間によりギャランティは異なりますが、年収としては概ね同世代の会社員より多少多い程度(※1)。一方、テレビ局などに所属している場合は会社規定の給料が支払われます。キー局の場合、報道記者など番組制作現場スタッフの年収は30歳で1000万円を超すことも少なくありません。(※2)
※1『天職事典ver.2』造事務所著・PHP研究所出版よりp20
※2『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp54
レポーターの仕事は放送局の社員が勤める場合と、外部のフリーランスに委託される場合があります。たとえば報道番組の現地レポートなどは通常、報道記者や局アナが務めるため、この場合、テレビ・ラジオ局の社員として勤務している必要があります。また、ワイドショーや情報番組のレポーターの多くは、タレントやフリーアナウンサー・レポーターが務めることが多く、大半は芸能事務所・プロダクションに所属して、テレビ局などからの依頼に応じて仕事をこなしたり、番組ごとに行われるオーディションに参加したりするなどしてチャンスを掴みます。芸能レポーターに関しては、スポーツ新聞や女性週刊誌などの芸能担当記者出身者の活躍が目立ちます。
報道、芸能、バラエティなど分野は違っても、レポーターに必要とされるのは、取材先から最良の情報を引き出したり、事実を細部まできちんと観察したりするなどの取材力。また、生放送でリポートすることも多いため、物事を簡潔に分かりやすく伝えたり、臨機応変に対応したりできる素早い判断力なども必要です。事件や事故は、時間や曜日、場所を選ばずに起こるためすぐに現場に駆けつけるフットワークの良さや体力、精神力も欠かせません。
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