映画配給


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外国の映画の日本国内での上映権利を買いつける。買いつけた後は、上映する映画館を決め、宣伝する。外国の映画会社との交渉になるので、外国語の能力が問われる場合もある。一人前になると、カンヌやベニスなど、華やかな映画祭に参加することもある。必ずしも映画関係の学校を出る必要はなく、映画制作の知識も必要ではない。それよりも、ビジネスマンとしての能力や、どの映画がヒットするかというような、商品としての「映画を見る目」を持っていることが重要な条件。しかも、その前提として、「映画への愛」がなければ成功しない。一般大学で経済学や経営学を学んだり、文学や外国語を学んだ人など、出身はさまざまだ。配給会社に入ってキャリアをスタートするのが一般的だが、経験を積んだ後に自分で会社をおこしたり、フリーで活躍する人もいる。現在のインディペンデント系の配給会社は、個人単位で始められたものが多いが、独立には相当な知識と経験が必要である。

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