デジタル[コンピュータ]アニメーション
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もともとアニメーションとは「命を吹き込む」という意味。これまでは、おもにセル画を使ったアニメを指していたが、最近では、コンピュータ技術の進歩で、その定義が変わってきている。下描きされた絵をスキャンしてコンピュータで色づけしたり、実際の人の動きをデジタルに測定し、自動的にそれを描画していったり、さらに企画から制作、編集まですべてデジタルで処理するアニメーションシステムも生まれている。デジタルアニメーションにはさまざまな技術があるが、代表的なのは、実際の人間や動物の動きのデータを、直接コンピュータに入力するというもの。データは、モーションファイルとして、コンピュータに直接入力される。その技術はモーションキャプチャーと呼ばれる。人体や動物の微妙な動きを、正確にデータ化できるために、リアルな動きのキャラクターのアニメーションを作成するときなどに使用される。コンピュータを使ったアニメーションは、実写フィルムと組み合わせたり、アニマトロニクスの制作データになったり、CGIを作るときに利用されたりする。デジタルアニメーションの基礎は、日本の専門学校でも学ぶことができる。工学的なコンピュータ技術と、美術の才能と、映画への深い理解が必要で、CG制作会社やデジタルアニメ制作会社に入り、経験を積むのが一般的だが、ハリウッドを目指すのも有効な選択肢である。
◆デジタル撮影スタッフの年収は200~300万円。(※1)
◆デジタル彩色スタッフの年収は200~300万円。(※1)
※1『マスコミ解体新書』角川書店よりp209、214
CG課程のあるコンピュータ専門学校やアニメーション専門学校などで、コンピュータの基本知識やアニメーション制作の基礎知識、CG作画能力などを身に付けるのが一般的。その後、アニメーション制作会社やゲーム制作会社などに就職します。現場での制作経験を積み、技術を習得していくことで仕事の幅を増やしていきます。(※1)
※1『やりたい仕事がある!』小学館よりp120
【大人に聞く】デジタルアニメーション製作コースのある専門学・・・そえさんさん/作業療法士
【大人に聞く】人物に色をつけたりするお仕事はなんていう職業・・・悠さん /中学生
【特集:13hw編集部シリーズ】ズバリ!留学って仕事に役立つの?
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