俳人
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5文字、7文字、5文字、計17文字で、季語(季節にふさわしい言葉)を盛り込み、象徴的に世界を表現する。ほとんどの俳人は結社を主宰するか、結社に属している。結社は少人数による句会をもとに組織化された、創作と発表の場。結社は、2万名を超える最大規模のホトトギスをはじめ、全国に800ほどあるといわれている。結社のなかで互いに批評し合って技術を磨き、学んでいく。結社内の人間関係は非常に重要で、良い人間関係・師弟関係に恵まれると俳人は成長する。雑誌の俳句欄の選句や、句会での指導により収入を得ることもできるが、俳句を作るだけで生計を立てていくことはほとんど無理であり、お金のために俳人になる人はいない。旅に出たり、多くの人に出会い、深い人生経験を積んだりして、感性と言葉の感覚を磨くことが重要。また表現に文語を多く使うため、百人一首や古文に触れ、古典になじむことも重要な訓練となる。だが最近では海外にも「HAIKU」は受け入れられていて、俳人という優雅な職業がなくなることはないだろう。
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