コンサートプロデューサー
<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>
歌手やミュージシャン、オーケストラなどの、ライブコンサート全体を管理し、準備から終了までのすべての責任を負う。コンサートの規模、内容、時期、場所などを考え、予算を出し、概要を決めることから始めて、舞台監督を選び、監督とともに音響、照明の業者・スタッフを決めて、コンサート実施に向けて準備を進める。コンサート制作会社に下働きのアルバイトとして入り、経験を積み上げ、才能が認められてプロデューサーになるというケースがもっとも多い。専門学校にもカリキュラムがあるが、コンサートプロデューサーになるためには、音楽の知識のほかに、何よりも、並はずれたコミュニケーションスキルと交渉力が不可欠である。海外のアーティストを扱う場合は語学も必要となる。
◆コンサートの仕掛け人であるステージプロデューサーの収入は、コンサートの規模に応じてピンからキリまで。ある程度、自分の「商品価値」を自分で決めることができる仕事だ。(※1)
◆プロモーター、イベンターの収入は、アルバイトの場合の時給は比較的低く、社員になってからも決して高い給料をもらえる世界ではない。入社したてのひとり暮らしはかなりきついだろう。(※1)
※1『好きな仕事実現シリーズ 音楽の仕事』学習研究社よりp48、44
会場を押さえチケットを発売し宣伝活動や会場運営を行うなど、コンサートの企画・制作を行う会社(人)がコンサートプロモーターあるいはイベンターです。同様の意味で使われることもありますが、費用を自社で負担して興行を行うのがプロモーター。一方、アーティスト事務所などからお金をもらってコンサートの運営を請け負うのがイベンターです。海外アーティストの公演などは、プロモーターが自ら企画しリスクを抱えて興行を行いますが、邦楽アーティストのコンサートの場合はほとんど後者のケースです。(※1)
※1『好きな仕事実現シリーズ 音楽の仕事』学習研究社よりp44
【特集:中・高校生に送る業界特集】“音楽”を仕事にしたい人に―音楽業界での働き方
この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。
わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!
- マニュピレーター[プログラマー]
- レコーディングエンジニア[レコーディングミキサー]
- マスターリングエンジニア