レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)
<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>
マルチトラックで録音した複数の楽器の演奏を、バランスを考えながら、1つの音楽にまとめる。たとえば64チャンネルのマルチトラックレコーディングでは、64種類の音・演奏を1本のテープに録音することができる。レコーディングでは、たとえばまずドラムスやベースなどのリズムセクションを録音し、次に管楽器を入れて、さらに弦楽器を入れ、コーラスを入れて、カラオケを作り、最後に歌手が歌を入れる。レコーディングエンジニアは、それらのすべての過程で、音のエンジニアリング(音とそのバランスを整えること)を行い、またディレクターや各ミュージシャンがイメージする音色を作って、最終的にマスターテープを作る。専門的な音楽の知識と、録音機器の知識はもちろんだが、音のバランス感覚、音感、いろいろな音楽体験なども必要である。音楽大学や専門学校を出て、レコード会社や原盤制作会社、それにスタジオなどに所属して、助手からスタートするのが一般的だが、なかにはミュージシャン出身のレコーディングエンジニアもいる。フリーも多い。今では多くの専門学校にレコーディングエンジニアの養成コースがあるが、プロデューサー、ディレクターと同じように、学校を卒業しても、プロのレコーディングエンジニアになれるとは限らない。
<< 編集部の職業解説 >>
CDなどを製作するためにミュージシャンの演奏を録音する仕事を行う。ただし現在の仕事内容は「レコーディング」よりも「ミキシング(調音装置を操作すること)」のほうが大半を占めるといってよい。かつてのレコードは、歌手やミュージシャンが一同に集まって、さながらコンサートのように録音されていたが、現在はライブ盤でもない限り、こうした方法を行うことはほとんどない。それぞれの演奏を個別に録音し、それらをまとめて完成させる方法が主流となっている。この方法だと、ミュージシャンのスケジュール調整などが楽になるだけでなく、簡単にあとから新たな楽器を加えたり、一部だけを録り直したりできる。レコーディングスタジオでは年俸制を採用しているところも多く、その場合のミキサーの年収は300万円から500万円程度。フリーの場合は時給8000円程度が相場です。労働時間は1日10時間以上で、何日間も睡眠を削ってがんばることもザラ。(※1)
※1「さんぽう進学ネット」より http://www.sanpou-s.net/shigoto/music/04.html
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【大人に聞く】私は大学卒業後、専門学校を経てレコーディング・・・O-kikuさん/レコーディングエンジニア
【大人に聞く】特にエンジニアは、ベテランの人に師事して一つ・・・BOBBYさん/音楽の権利関係に関わる仕事
13hwに登録されている「仕事白書」から「レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)」に関連する白書をPICK UP!
- O-kikuさん[レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)]
- 日本音楽スタジオ協会
【特集:中・高校生に送る業界特集】“音楽”を仕事にしたい人に―音楽業界での働き方
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