アクチュアリー


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保険会社に所属して保険料を設定し、新しい商品プランをつくる。たとえば生命保険の場合、社会の死亡率や事故の発生率を分析して、客の負担になりすぎず、保険会社の運営に適当な料金を導き出す。また信託銀行などに勤務し、企業の実績や収支などを計算して、企業年金を考えるのも主要な役割。単に集めたデータを計算し続ければよいというわけではなく、確率論や統計学を駆使し、これからの社会状況、経済、行政などの流れを鋭く分析することが求められる。今後さらに複雑化するだろう年金問題や保険問題に個人や会社が対応していくため、なくてはならない存在として需要は大きい。現在、日本アクチュアリー会の試験に合格し、正会員になった人をアクチュアリーと呼ぶが、これは国際アクチュアリー会の規格に準じた資格のため、海外を視野に入れた活躍も見込める。大学卒業程度の学力を必要とするのが条件で、資格取得までは最短2年だが、平均8年かかっており、かなりの難関だ。

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