移植コーディネーター


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全国の病院から臓器提供者(ドナー)があらわれたと連絡を受けたときに、移植希望者(レシピエント)に対して説明し、承諾が得られた場合には、医学的検査の手配、移植チームとの連絡、臓器の運搬などの調整を行う。また日常の業務としては、移植希望者の登録受付、データの管理、臓器移植のPRなどを受け持つ。移植コーディネーターになるためには、医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師などの医療従事者資格を持っていること、あるいは4年制大学を卒業していることが必要。日本臓器移植ネットワークが不定期に行う募集・試験で選ばれる。基礎的な医学知識だけでなく、患者や家族と十分に話し合いができ、いろいろな立場の人たちをまとめられるコーディネート能力が不可欠。現在、日本臓器移植ネットワークに所属するコーディネーターは約20人(※1)で、各都道府県の腎バンク、臓器バンク、大学病院に所属する都道府県コーディネーターと連絡をとって活動している。募集人員は少数であり、多数の応募者が殺到するため、非常に狭き門となっているのが現状だ。

*1 編集部注:平成24年11月現在では、30名。

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