コオロギ、ミルワームから、果ては巨大なムカデやヤスデ、ゴキブリに至るまで、珍しい虫を養殖して販売する。多くは熱帯魚などの生き餌にすることが目的であるが、より人の飼っていないような生き物を飼いたい、危険な生き物を飼ってみたいという一部のマニアのための需要もごくわずかではあるが存在する。しかしこれらは特殊な設備と飼育技術が必要とされるほか、ごく限られた需要しかないので、新規の参入はなかなか難しいのが現状である。ただ、この仕事をしている人は自身も愛好家であることがほとんどで、趣味と実益を兼ねた仕事といえるかもしれない。