野生動物調査


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野生動物の数や分布、生息環境、食性、繁殖状況などの調査を行う。野生動物の保護管理策を立てるための科学的なデータが求められ、国や自治体からの委託調査が多い。森林に被害を与える野生のシカや農作物を荒らす野生サルの生息調査、また近年急増している外来種動物による被害の実態調査や対策の提案などが増えている。アメリカではワイルド・ライフ・マネジメントとして定着しているが、日本ではまだ就職先が少なく、民間の調査会社や環境省の外郭団体などが活動の場。大学で生態学や獣医学など関連分野を学んでいること、野外調査の経験があること、統計や解析、レポートにまとめる能力などが求められる。また外国語やコンピュータができれば有利だ。野生動物に限らず生物調査の仕事につきたいなら、自然環境研究センターの生物分類技能検定を受けておくとよい。3級、4級は生物好きな一般の人を対象としたものだが、2級は生物調査の専門家が対象(動物、植物、水圏生物の3部門に分かれる)で、1級はよりプロフェッショナル向けの資格だ。

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