装蹄師(そうていし)


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馬の蹄を整え、蹄鉄をつける。それぞれの馬の身体の特徴をつかみ、それぞれに合わせた細かい調整が必要とされる技術職だ。生理学や生物学、運動学などの知識も必要で、蹄鉄の調整で馬のケガや病気の治療をする装蹄療法も習得しなければならない。競馬場や乗馬クラブ、牧場など、馬のいる場所には必ず装蹄師がいる。クラブに所属する、開業して巡回するなど、働き方のスタイルはさまざまだが、装蹄技術ひとつで競技馬の成績が変わるといわれるほど重要な役割を果たしている。日本装蹄師会認定の装蹄師であるかそうでないかの差は大きく、競馬関係では、資格所有者以外は競馬場に入ることすらできない。資格の取得は18歳以上が対象の入校試験に合格後、1年間の講義があり、卒業試験を受ける。馬が相手で非常に体力のいる仕事だが、男女の区別はなく、女性装蹄師も誕生している。また、牧牛の蹄を削る仕事も専門化されていて、同装蹄師会認定の牛削蹄師が、牧場や農家を巡回している。

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