マツやサツキなどの木を、植木鉢のなかで、自然に育った木の形に仕立てあげる。枝ぶりなどを整えながら木々を育てるにはとにかく時間がかかるので、何よりも根気が必要。愛好家たちが集まっている日本盆栽協会などが全国で行っている盆栽展を見て、目を養うことも大事だ。盆栽職人になるためには、盆栽園などで親方について修業をするのが一般的。修業期間の収入は非常に少ない。一人前になるまでには、だいたい5～10年かかる。最近では、海外で人気が高まり、BONSAIは英単語になっている。一人前になれば、海外のBONSAIクラブでの指導やイベントでのデモンストレーションをまかされることもある。国際性と発展性のある仕事だが、見事な盆栽をつくりだす技術と経験によって収入は左右される。