ゲームグラフィックデザイナー


<< 書籍「13歳のハローワーク」の職業解説 >>

ゲームの登場人物や背景など、ゲームに使用されるありとあらゆる画面を制作する。普通、ゲームの企画に沿ってデッサンし、そこから立体のモデルをつくり出すことが多い。そのため、確かなデッサン力と、パソコンを使って描く技術が必要になる。ゲームグラフィックは、ゲーム機の性能によって使える色数が限られるなどの制約があるが、そのなかで美しいものをつくり出すために試行錯誤を繰り返す。また、グラフィックを動かすプログラマーとの共同作業になるため、プログラミングに対する基礎的な知識があるとよい。美術系の大学や専門学校で基礎を学び、作品をゲーム制作会社などへ持って行き就職活動を行う。ゲーム制作会社で経験を積んだ後、独立する人も多い。

◆ゲームメーカーに就職した場合、月収20万円程度から。(※1)
◆年収で400~800万円程度。(※2)

※1『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp162
※2『マスコミ解体新書』角川書店よりp226
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。

3DなどのCG技術に長けていることはもちろんですが、基本となるデッサン力が乏しければ魅力的なキャラクターも、リアリティのある背景も作り出せません。ゲームによっては外国の風景や歴史などの資料を綿密に調べる考証の力も重要です。また、コンピュータは日進月歩の世界、常に新しいソフトや技術を貪欲に学んでいく姿勢も必要です。

13hwに登録されている「仕事白書」から「ゲームグラフィックデザイナー」に関連する白書をPICK UP!

ゲームは多くの専門スタッフとの共同作業で作られます。企画や予算、販売戦略などプロジェクト全体を管理するプロデューサー、現場の指揮をとるディレクター、ゲームのストーリーやアイデアを考えるプランナー、プログラミングをするプログラマー、BGMや効果音を入れるサウンドクリエイター、ミスがないかチェックするデバッガーなどです。1つのゲームは、これら10人から数十人の開発スタッフが1年近くかけて作られるチームワークが大切な仕事。

この職業解説について、感じたこと・思ったことなど自由に書き込んでね。

わからないこと・知りたいことは、働いている大人に聞いてみよう!

次はこんな職業も見てみよう!